午後3時のラジオ体操

カチャカチャカチャ・・・・・

キーボードを叩く音が聞こえるフロアーに、突然、館内放送が流れだす。

時間は、午後三時。

お昼を食べた後のこの時間。

睡魔との戦いに敗れそうになった人にとっては、ちょうど良いタイミングで流れ出すラジオ体操。

 

当時の私は、とても面倒に感じていた。

やってもやっても終わらない仕事。

少しでも早く帰宅するためには、一分、一秒も無駄にはできない。

 

社内にはルールがある。

ラジオ体操が流れると、電話対応をしていない人以外は、

すべての人がその場に立って、ラジオ体操をするのが決まりだ。

 

この時間にやってくる、外注さんもいるのだが、

一緒になってやっているのは、付き合いの長い外注さんで、

ほとんどの人は、不思議そうな顔をして、ばつの悪そうな感じを漂わせながら、座っている。

 

患者さんと話をしていると、ラジオ体操をしているところは増えてきた感じがする。

怪我をしないように、仕事の前の準備運動的なものが多いが、

パソコン作業を中心とする設計会社では、午後三時のラジオ体操がとても良いことは、

整体の仕事をするようになってから、気づいた。

 

座りっぱなしで、血液循環が悪くなれば、

仕事の効率も悪くなるし、健康にもよくない。

気分転換にもなるし、仕事以外のことをすることで、頭の整理もできる。

 

その当時の私! 反省なさい!

 

パソコン作業中心の会社の経営者の皆さん。

午後三時のラジオ体操、お勧めです。

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