湯船に浸かると、疲労が取れる
仕事が忙しいと、ゆっくりと休めなくて、体が緊張している人が多い。
睡眠時間が取れていても、ちょっとしたことで目が覚めたり、夢をよく見ていて、眠りが浅い。
肩こりがつらく、腰痛も耐えられなくなって来院したMさんに、お話ししたのが、湯船に浸かる習慣を持つこと。
体が疲れ切って消耗し、肩こりや腰痛がどんどんひどくなるようなとき、
症状が出る前の良い状態を目指すためには、しっかりと眠る必要がある。
人間の体は、寝ている間に体を正常な状態に戻そうとするからだ。
しかし、体にストレスが強くかかり、自律神経の働きが交感神経に偏りがちな生活をしている人は、
寝ている間の回復力が、良いとは言えない。
その高ぶった交感神経を鎮め、副交感神経の働きを優位にするのに有効なのが、湯船に浸かることになる。
しかし、副交感神経の働きを優位にするには条件がある。
それがお湯の温度だ。
38度から40度位の少しぬるく感じるような温度のお湯に浸かってほしい。
今回来院されたMさんには、整体を受けるのと並行して、日常の生活の中で、疲労を抜いていく湯船の浸かり方をしてもらった。
そしたら、とても良く眠れるようになったとのこと。
しかし、よく眠り過ぎて、朝起きれないくらい眠ってしまうことに困っているようだ。
でも、その深い眠りは、今の体には必要なことなので、良い状態になるまでは、しっかり眠っておこう。
眠る必要がなくなれば、自然と目が覚めるようになるはずです。
2週間がたった体の状態は、硬かった筋肉に緩みが出ていますので、そのまま湯船に浸かる習慣を持ってください。