ちゃんと、座りなさい!
ガタっ!
ちゃんと、座りなさい!
ちゃんと座らないから、椅子から落ちるんだろ!
返事は?
ちゃんと、こっちを向いて返事しなさい!
定期的に通われている、ご夫婦のお父さんと息子さんのある場面。
奥様を整体している時に、衝立の向こうのスペースで繰り広げられる親子の会話です。
この後、子供が泣くのかすねるのか、ちょっと気にしていたら、
すぐに普通の親子の会話が展開される。
最近、子供を叱れない親が多いと聞きますが、
このご夫婦が息子さんと接するとき、叱る理由をしっかりと話すのが素晴らしい。
お子さんも、やんちゃで元気ですが、挨拶もしっかりできます。
私は、この会話の途中に、心の中で、こうつぶやきました。
「ちゃんと座らないと、大人になった時に、腰痛に悩むようになるからね・・・」と。
川口整体院には、お子さんを連れてくるお母さんがたくさんいらっしゃいます。
子供たちは、整体院内を走り回ったり、本をじーっと読んでいたり、ゲームをしていたり、チョロQ?で遊んだり、色々です。
お会計の時、子供たちの歩き方を見ることが多いのですが、ちょっとおかしい子が多いように感じます。
特に、床に座るときの脚の状態には要注意です。
横座りや正座を崩したペシャンコ座りをしていると、左右の股関節で歪みが強くなります。
股関節が内に捻じれるクセを付けると、骨盤の歪みに大きな影響を与えます。
将来のお子さんの姿勢は、お父さん、お母さんにかかっているのです。
過去に、走り方がおかしいと言って、小学五年生のお子さんがお母さんに連れられてやってきたことがあります。
正座をすると、片方の脚が外を向いて座るのです。
正しい正座が出来るように調整して、日常でもこの正座をするようにしたら、
サッカーをする時の走り方が、良くなって足が速くなったと言っていました。
お子さんの歩き方、走り方がおかしいなぁと感じたら、まずは座り方を見てみてください。
ちょっとおかしいと思ったら、整形外科でも接骨院でも整体院でも良いので、専門的なところで診てもらってくださいね。